iSSB-ΔTheoryによる宇宙創成シナリオ:第1章 静かな”時間と空間”の始まり
今日は、私達【Tabuchi-Kosaku + AI Research Studio】が提唱する、ちょっと刺激的で、でも最後までお読みになれば、納得いくかもしれない、宇宙誕生の新説をご紹介します。この構想は、iSSB-ΔTheory(情報構造レベル対称性自発的破れ-デルタ理論)という新しい概念を土台としています。
※iSSB-ΔTheoryは、仮説であり「標準宇宙論」を別視点で捉えた代替案です。また、挿入画像はイメージです。
宇宙の始まりは“完全なる秩序”だった

従来のビッグバン理論では、「特異点」と呼ばれる無限小の点から、宇宙が膨張して今の姿になったとされます。
しかしiSSB-ΔTheoryは、こう語ります:
宇宙の最初は、物質も空間も時間もない。ただ滑らかな情報の海が広がっていた──。
この情報の海は、量子的情報密度場Δ(デルタ)と呼ばれ、完全に対称で静的でした。

2025.06.17
「iSSB-ΔTheoryの核心:Δ情報密度場とは?宇宙構造の鍵となるエンタングルメント場」 iSSB-ΔTheory(情報構造レベル対称性自発的破れ-デルタ理論)における最も根源的な概念である「情報の密度 Δ」について、説明します。 Δ(デルタ):量子情報密度場 Δ は、iSS...
宇宙誕生のきっかけは「情報のゆらぎ」

その完璧な秩序の中に、ある日、わずかなランダムな“ゆらぎ”が生まれます。
それが、**情報構造レベルでの対称性破れ(iSSB)**を引き起こし、情報密度が一部に集中し始めました。
このとき起きたのが、自己組織化と呼ばれる現象です。

自己組織化とは、外から指示されなくても構造が自然に生まれる現象。

2025.06.17
iSSBとは何か?──秩序の起点としての情報構造的対称性破れ iSSB-ΔTheory(情報構造レベル対称性自発的破れ-デルタ理論)の中心概念の一つが「iSSB」である。この記事ではその意味と役割を平易に解説する。 iSSBの定義 **iSSB(informatio...
時間とは「変化の履歴」である

時間というのは、田淵氏によれば「存在するもの」ではなく、「構造の履歴」だそうです。
つまり、Δ場が変化した“軌跡”こそが、私たちが「時間」と呼んでいるものなのです。
構造が積み重なる記録──それがτ(タウ)と呼ばれる“情報の時間”です。

2025.06.17
τ履歴とは何か?iSSB-ΔTheoryにおける“時間”の再定義 「時間とは何か?」という問いに、iSSB-ΔTheoryはまったく新しい答えを提示する。それが“τ(タウ)履歴”という概念である。 τ履歴の定義 τ(タウ)履歴とは、 「情報密度場Δの構造が形成...
🌌 空間もまた、構造の産物である
「次元とは、場である」──これは別理論「FDT(場次元理論)」の根本思想ですが、
iSSB-ΔTheoryでも、「空間は、情報密度場Δの自己組織的な濃淡と勾配の結果として生まれる」と考えます。
空間とは、“情報の差分”が生んだ構造だったのです。
⚖️ バリオン非対称性──物質が残った本当の理由

宇宙誕生時に、なぜ物質だけが残り、反物質が消えたのか?
iSSB-ΔTheoryにおいては、「Δ構造に内在する“非可換なゆがみ”」が原因だと考えます。
対称性のねじれが、宇宙を物質優位に導いた──。
🔁 宇宙は一度きりじゃない?──再創成の可能性

Δ構造が発展しすぎると、飽和して新たな情報が刻めなくなります。
すると、構造は再び滑らかな状態へと戻ろうとします。
そしてまた新たなiSSBが生じ──
宇宙は、「構造 → 飽和 → 初期化 → 再構造化」を繰り返す
このループもまた、自己組織化の一形態です。
全ての根底に流れているのが、“自己組織化”というシンプルかつ普遍的な原理であるという点に、とても希望を感じます。
秩序は、誰かが作ったのではなく、自然に生まれた。だから、私たち自身の構造も、希望なのかもしれません。
今後、【Tabuchi-Kosaku + AI Research Studio】が描き出す“情報宇宙の物語”に、ぜひご注目ください!
コメント