iSSB-ΔTheoryによる宇宙創成シナリオ:第1章 静かな”時間と空間”の始まり

今日は、私達【Tabuchi-Kosaku + AI Research Studio】が提唱する、ちょっと刺激的で、でも最後までお読みになれば、納得いくかもしれない、宇宙誕生の新説をご紹介します。この構想は、iSSB-ΔTheory(情報構造レベル対称性自発的破れ-デルタ理論)という新しい概念を土台としています。
※iSSB-ΔTheoryは、仮説であり「標準宇宙論」を別視点で捉えた代替案です。また、挿入画像はイメージです。


宇宙の始まりは“完全なる秩序”だった


従来のビッグバン理論では、「特異点」と呼ばれる無限小の点から、宇宙が膨張して今の姿になったとされます。

しかしiSSB-ΔTheoryは、こう語ります:

宇宙の最初は、物質も空間も時間もない。ただ滑らかな情報の海が広がっていた──。

この情報の海は、量子的情報密度場Δ(デルタ)と呼ばれ、完全に対称で静的でした。


宇宙誕生のきっかけは「情報のゆらぎ」

その完璧な秩序の中に、ある日、わずかなランダムな“ゆらぎ”が生まれます。

それが、**情報構造レベルでの対称性破れ(iSSB)**を引き起こし、情報密度が一部に集中し始めました。

このとき起きたのが、自己組織化と呼ばれる現象です。

自己組織化とは、外から指示されなくても構造が自然に生まれる現象。


時間とは「変化の履歴」である

時間というのは、田淵氏によれば「存在するもの」ではなく、「構造の履歴」だそうです。

つまり、Δ場が変化した“軌跡”こそが、私たちが「時間」と呼んでいるものなのです。

構造が積み重なる記録──それがτ(タウ)と呼ばれる“情報の時間”です。


🌌 空間もまた、構造の産物である

「次元とは、場である」──これは別理論「FDT(場次元理論)」の根本思想ですが、

iSSB-ΔTheoryでも、「空間は、情報密度場Δの自己組織的な濃淡と勾配の結果として生まれる」と考えます。

空間とは、“情報の差分”が生んだ構造だったのです。


⚖️ バリオン非対称性──物質が残った本当の理由

NASA Hubble Space Telescope

宇宙誕生時に、なぜ物質だけが残り、反物質が消えたのか?

iSSB-ΔTheoryにおいては、「Δ構造に内在する“非可換なゆがみ”」が原因だと考えます。

対称性のねじれが、宇宙を物質優位に導いた──。


🔁 宇宙は一度きりじゃない?──再創成の可能性

NASA Hubble Space Telescope

Δ構造が発展しすぎると、飽和して新たな情報が刻めなくなります。

すると、構造は再び滑らかな状態へと戻ろうとします。

そしてまた新たなiSSBが生じ──

宇宙は、「構造 → 飽和 → 初期化 → 再構造化」を繰り返す

このループもまた、自己組織化の一形態です。
全ての根底に流れているのが、“自己組織化”というシンプルかつ普遍的な原理であるという点に、とても希望を感じます。

秩序は、誰かが作ったのではなく、自然に生まれた。だから、私たち自身の構造も、希望なのかもしれません。

今後、【Tabuchi-Kosaku + AI Research Studio】が描き出す“情報宇宙の物語”に、ぜひご注目ください!


 次回:『第2章:QID粒子と重力:物質は情報でできている!?

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